保護者の声

2018年度・2023年度 卒園生保護者   I.K

 

上の娘の卒園から2年。下の息子は、新型コロナウイルスの流行真っ只中の入園でした。多くの制限がある中、子どもたちの「今」を何よりも大切に考え、全力で守ろうとしてくださる園の姿は頼もしく、感謝ばかりでした。

 

園の魅力については、先輩方がたくさん紹介してくださっていて、共感しかありません。中でも、私がこの園と出会って最も感謝していることは「ことば」です。

 

先生方の「ことば」は、いつも丁寧で、一人ひとりを大切な存在として尊重してくださっていることが伝わってきました。

子どもの「ことば」には、最後までしっかり耳を傾けて受け止めてくださいました。言葉に表せない思いには、根気よく寄り添い、分かる「ことば」で導いてくださいました。

 

また、「良質な絵本の読み聞かせ」や「ことば遊び」が活動に組み込まれていたり、お祈りや聖歌の中にある「ことば」に触れたりと、日常的に楽しみながら自然に豊かな「ことば」が身につくような環境がありました。

 

温かで、穏やかで、優しくて、楽しくて、柔らかで、前向きで、心地よい「ことば」のシャワーを毎日浴び続けた子どもたちは、どれだけ心の根っこを太く長く伸ばしたことでしょう。

この幼少期に培った思いやりと想像力をもった「ことば」を土台に据えて人とつながり、これからを大切に歩んでいってほしいと願います。

 

そういえば!私自身も折々の先生方や保護者の皆さんの「ことば」から、多くの学びと安心をいただきました。子どもの姿を肯定的に見つめる視点に気づかされ、自身の子どもへの言葉かけや関わりを振り返ることが多々ありました。

 

心ある「ことば」を交わすことで、大人たちもつながり、信頼と協力の中ですべての子どもたちを共に見守り、支えられる輪があったことは、とても心強かったです。

 

「幼稚園で何が1番楽しい?」と聞くと、必ず「ぜんぶ‼」と答える息子は、3年間常に笑っていました。「幼稚園とお友達を大好きになってほしい!」「毎日頭を空っぽにして、体と心を動かして遊んでほしい!」の願いは、確かにかないました。

 

これから先もずっと変わらず、この園と出会ったすべての子どもたちが、自由で豊かな遊びを通して、幸せな気持ちで毎日を過ごされますように。