保護者の声

保護者の声

2017年度・2020年度 卒園生保護者

 今年(2021)三月、卒園いたしました。

二人の子どもをきっかけに、この幼稚園で様々な方と出会い、驚きも喜びも共感も違いもたくさん感じました。ここにきて良かったなと素直に思っています。親愛幼稚園で過ごした五年間、親子共々かけがえのない日々でした。

 

 保護者の声コラムを読ませていただき、そうそう!と頷くことばかりです。

この一年間は、ほんの少しだけ違っていたかもしれません。しかしながら、幼稚園で過ごす子どもたちの笑顔や、先生方との穏やかな時間は何も変わらない日常がありました。

いつものことがいつものことで無くなったときに、それがいかに大切であるかということに気付くことが出来ました。

 

 子どもたちにとっても、保護者にとっても、この時期にできることを今することがとても大切であることを先生はしきりにお話してくださいました。来年ではダメなんです!と。

遠足にも行きました。お泊り保育も出来ました。運動会も!かたちを変えてバザーも! 発表会も!

恒例の行事ができないことを「中止」にすることなく、みんなで考えて考えて工夫して今回ならではのやり方で実行する。そんな繰り返しの一年でした。

幼稚園と保護者が一緒になって同じ方向を向いていたからこそ出来たのだと思います。様々なご家庭があり事情もある中、誰かがではなく自分ができることを協力しようという想いが溢れていました。そんな雰囲気の中で、微力ながらもお手伝いをさせていただけたことは私の喜びとなりました。

 

 卒園の一週間前、娘に「幼稚園でやりたいことある?」と尋ねました。

すると「年少さんから三年間、またやりたい!」と。そして続けて、にこにこしながら

「でもなあ、できへんねんなあ、一年生になるから!」と、答えがかえってきました。

幼稚園が大好きでいつまでもここで過ごしたい想いを持ちながらも、ちゃんと前を向いてステップアップしていこうとしている子どもの成長を、心から嬉しく思いました。

三年間、寄り添い見守ってくださった先生方や一緒に過ごしたお友達との大切な時間が彼女の心を満たしてくれたからこそだと思います。

 

 一日一日を大切に、子どもたちが真ん中の幼稚園。時が流れても変わらないであろう温かな雰囲気。いつか孫ができたら、通わせたいなと秘かに思いつつ。

 

私の「声」を読んでくださってありがとうございます。

どうぞ、みなさまに素敵なめぐり逢いがありますように。