幼稚園の思い出 母として(1989年度卒園生)

幼稚園の思い出 母として(1989年度卒園生)

 

 

 私が在園時の思い出は、園庭でたくさん遊んだことです。今もじゅうぶん広い園庭ですが、当時はいちょうのお庭が「大きいお庭」、現在セーラハウスがあるところには「小さいお庭」と呼ばれるお庭がありました。現在もセーラハウスの前にあるクロガネの木に登っているお友だちがいたり、小さいお庭を囲むように咲いていたお花を摘んだり、親愛の森側にはグミの木があって、先生と一緒に食べたこともありました。園舎だけでなく、在園時にあった遊具等が残っていて、我が子が入園する時にとても懐かしい気持ちになりました。

 

子どもが入園してからも童謡だけでなく聖歌や手遊び、園の行事など、成長してすっかり忘れていたことを、子どもを通じてどんどん思い出す場面が多々ありました。子どもたちはさくらんぼの実を食べていたし、サルスベリの木に登るし、いちょうの葉っぱを集めて遊んでいました。目に見えるところが変わっていても根幹が変わっていないことに保護者になってから気づき、ここで幼児時代を過ごせたことを嬉しく思っています。最後の一年はコロナ禍でしたが、先生がたのご配慮があり、子どもはたくさんの経験を積むことができました。

 

担任の先生でなくても、名前を覚えていてくださり、泣いていたらお声をかけてもらったり、卒園しても当時の思い出をお話してくださったり、先生がたがいつも見守ってくださっていました。今も感謝の気持ちでいっぱいです。

 

卒園生としても、保護者としても、たのしいたのしいようちえんでした。

 

1989年度卒園生

 

2014年度、2018年度、2020年度卒園生保護者