卒園遠足
年長組38人みんな揃って卒園遠足にでかけました。14㎞という長い道のりを歩く遠足です。穏やかな陽気で絶好の遠足日和。みんな元気いっぱい「えいえいおー!」と気合を入れて幼稚園を出発しました。
怪我のため、みんなと一緒に全ルートを歩くことが出来ないお友だちもいましたが、ポイントごとに手作りの旗を持って「頑張れ~」と応援してくれました。お心は繋がっているね!
一の鳥居を抜け、春日大社参道、飛鳥中学校を通り過ぎ、そこから先が一番の険しい山道のコース、柳生街道の「滝坂の道」です。「寝仏」「夕日観音」「朝日観音」を見つけると「ほんまや~!見えた見えた!」と大興奮!
森の中の神秘的な空気の中、山道を懸命に1列に登って行く子どもたちの後ろ姿は、とても感動的でした。「首切り地蔵」のところに到着するとみんな汗だくです。途中丸太を組んだ急な階段があり、先に登った子どもが後ろの友だちや先生に「気を付けや~」「大丈夫か~?登れるか~」と声をかけ、後から登って行く子どもや先生も「おーい!わかった!」「ありがとう!今行くわ~」と答え、お互いを気遣う優しい会話が飛び交いました。
若草山山頂でおにぎり弁当を食べました。一生懸命歩いた後のお弁当は特別おいしかったね。
各ポイントでスタンプを押してもらい、予定の時間より到着は遅くなりましたが、見事14Kmを歩き切り、お家の人が出迎えてくれる中、子どもたちは誇らしげに幼稚園に帰ってきました。疲れたけれどひとまわりもふたまわりも逞しくなり、とても大切なかけがえのない1日になりました。みんなで力を合わせて歩いたこと、一人では難しいこともみんなと一緒なら乗り越えられることを学びました。
神様の見守りの中豊かな恵みが子どもたちの上に注がれた一日でした。