【7月の聖句】父と母を敬いましょう

 

「父と母を敬いましょう」

 

 今日は7月の親子礼拝です。みんなで今いっしょに、「父と母を敬いましょう」という聖書の言葉を言いました。5月には母の日、そして6月には父の日というのがありますが、みんなはそのとき、おうちの人に何かしてあげたでしょうか。

 

 先生は今年、すてきなシャツをもらいました。いつも着ているシャツがヨレヨレで、首のところは黄色くなって、ボタンも外れてしまっていたので、多分みんなで相談して買ってくれたんでしょう。とてもうれしいことです。

 

 でもこうやって、聖書が言っているから「敬いましょう」っていうのは、何だか少し違うような気もするんですね。本当だったら母の日だけおかあさんに感謝するのではなく、今日だけおうちの人をお手伝いするのではなく、毎日、ありがとうって伝えることができたらと思います。

 

 それともう一つ、「敬う」ってとっても難しい言葉だと思います。敬うってなんでしょうね。お殿様に対して家来たちが「ヘヘー」って頭を下げることでしょうか。それとも電車で座っているときに、席を代わってあげることでしょうか。それともそれとも、どんなことでも言うことを聞きなさいということなんでしょうか。

 

 先生は敬うってこと、どういうことかなあって考えたときに、こういうことかなって考えてみました。それは、大切にする、大事にするということです。おうちの方のこと、みんなとっても大好きだと思いますけど、その気持ちを大事にして、おうちの方のことも大事に、大事にしてほしい。

 

 大事にするって、でも、とっても大変です。おうちの方から言われたことも大事にしてほしいし、なによりもおうちの人が疲れた顔、悲しい顔、怒っている顔、そして笑っているときに、「どうしたの?なにかあったの?」と優しく聞いてほしいと思います。

 

 そしてとなりでいつもニコニコといてくれること。どんなときもそっと寄り添ってくれていること、それがきっと、おうちの人を大事にする、敬うことだと思うんです。

 

 神さまもまた、同じように僕たちわたしたちのそばにいてくださいます。僕たちわたしたちがいて、おうちの人がいて、そしてその真ん中に神さまがいてくださることに、心からありがとうと言いたいと思います。