主よ、お話しください

コラム写真_園長先生コラム写真(主よ、お話しください)

少年サムエルは神殿(大きな礼拝堂)で眠っていました。すると「サムエルよ、サムエルよ」と呼ぶ声がしました。サムエルは、祭司のエリ先生が呼んだのだと 思って駆けつけました。ところがエリ先生は「わたしは呼んでいない。早く寝なさい」と言いました。しばらくするとまた呼ぶ声がします。急いで行くとエリ先 生は「わたしは呼んでいない」。こんなことが3度もあったとき、エリ先生は、「今度呼ばれたら『主よ、お話しください。僕(しもべ)は聞いております』と 返事しなさい」と言いました。

 神さまは4度目に「サムエルよ、サムエルよ」と呼ばれました。サムエルは「主よ、お話しください。僕(しもべ)は聞いております」と答えました。この日 からサムエルは神さまの言葉を聞くようになり、やがて成人してからはイスラエルの国中の人々を守り導く指導者となったのです。聖書の言葉を聞いて育つ子ど もたちは、きっと将来、自分を支える不思議な力によって守られ、同時に、人を支え助ける人となっていくでしょう。