【7、8月の聖句】父と母を敬いましょう
旧約聖書・創世記第1章1節
イエスさまが12歳のお兄さんになったときのことです。イエスさまはナザレの村の人たち皆と一緒に、遠くの町エルサレムというところに行かれました。お父さんもお母さんも一緒です。エルサレムには「神殿」と言われる大きな礼拝堂がありました。そこで一緒に礼拝するのです。おおぜいの人たちと一緒に聖書の言葉を聞き、お話を聞いて、お祈りをして、聖歌を歌いました。
礼拝の後はお祭りがあり、いろいろ楽しいこともあって、そして皆帰っていきます。だいぶん遠くまで帰ったとき、お父さんとお母さんは気がつきました。イエスがいない! どうしたのか。一生懸命探しましたが見つかりません。とても心配しました。どうしよう! お父さんとお母さんは、とうとうエルサレムに戻り、神殿にやってきました。すると神殿の庭には人が集まっていて、偉い先生たちが聖書の話をしたりお祈りしたりしています。もしかと思ってお母さんのマリアさんが近づいてみると、その中にイエスさまがいました。イエスさまは、先生たちと、お話を聞いたり話したりしています。お母さんのマリアさんが言いました。
「どうしてこんなところにいるの。お父さんもとても心配して探していたのよ」
するとイエスさまは「ぼくが天のお父さんのお家にいることがわからなかったの」と言いました。「天のお父さん」とは、神さまのことですね。
それからイエスさまはお父さんとお母さんと一緒にナザレのお家に帰られました。そしてイエスさまはお父さんとお母さんのお手伝いを毎日したので、お父さんもお母さんもとても喜びました。そのうえうれしかったのは、イエスさまがお祈りを毎日していたことです。「お父さんをお守りください。お母さんをお守りください。お友だちや病気の人をお守りください」
幼稚園のお友だちもお父さんお母さんのことを大切にしてくださいね。そしてお父さんのこともお母さんのことも、お祈りしてあげてね。そうしたらきっと神さまも喜んでくださって、きっとよいことが待っているでしょう。